奇想天外な学園ラブコメ・サスペンス!(のつもり)
本編
第1章『桜と嘘』
「あ、ちょっと待って。まだダメだって!!!」
「なんだよ。まだなにかあるのかよ?」
「そうじゃなくて、今は洗面所に絶対に入っちゃダメだよ!!」
「わけわかんね〜よ。とりあえず一人にさせてくれ。申し訳ないが話の整理がまだできてないんだ」
「そういう話じゃないんだってば〜!!!」
「…………きゃ〜!!!!!!」
諸事情で家を出たかった深澤大樹は、難関入学試験に無事合格し、春から寮生活を始めることになった。
だがしかし、男子寮で待ち受けていたのはどういうわけか女子ばかりで!??
- エーデルシュティメ 001『桜の花弁と男子寮の中の女子生徒』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 002『洗面所の扉と内鍵の意味』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 003『学ラン男子の誤解と学ラン女子の青い思い出』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 004『小さな来訪者と偽りの世界』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 005『嘘と江ノ島』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 006『水族館に三人でダブルデートと呼べる事情』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 007『雲の上に煌めく星の光』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 008『紅い夕日と碧海の顔』 - しかつきかふぇ
第2章『AIと嘘』
「コーヒーと紅茶、どっちにする?」
「あ、じゃあコーヒーで」
「コーヒー好きなの?」
「あ、いえ。たまに深澤くんが淹れてくれるコーヒーが美味しくて、それで……」
「そっか。ちなみに、彼にコーヒーの淹れ方を教えたのも僕なんだけどな」
初夏のある日、霧ヶ峰教授の研究室を訪ねた透。だが研究室には先客として大樹の姿があった。
そこで明らかになっていく大樹の過去。そしてカメレオンくんの正体とは!??
- エーデルシュティメ 009『壊れたAIの笑顔の行方』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 010『AIが生み出す幸せと不幸』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 011『現実世界に棲むAIの葛藤』 - しかつきかふぇ
- エーデルシュティメ 012『ヒトであるお兄ちゃんとAIであるボク』 - しかつきかふぇ
随時更新していきます
『Geeko Magazine』寄稿編
本編とは別に、上杉透を主人公とした『Geeko Magazine』寄稿編が存在します。
機会がありましたら、こちらもよろしくお願いいたします。
登場人物
男子寮2号館897号室住民
深澤大樹
『イケメン君』などと呼ばれているが、無愛想である高校一年生
(No Image)
緑川碧海
学園長の娘……は世を忍ぶ仮の姿で、裏では声優をやってるらしい
上杉透
中学時代は学ランを着ていた美少女。ようやく女子の制服を買ってもらったらしい
カメレオンくん
透が作ったカメレオン型のAIロボット。なぜか透が学習させた言葉以外もしゃべるとか
寮以外の住民
小珠
透の実家で働いていた元お抱え使用人。今は普通に一人暮らしを堪能してるらしい