しかつきかふぇ

ちょっとした休憩時間に

短歌

冷たい思い出

巡りあいて 君と時間を忘れれば 立夏の雨に 髪が濡れたり

嘘つき

ありがとう 君から告げる 秋時雨 互いのごめんを ぶつけ合えれば2021/10/31

いざない

手鏡と海の匂いに誘われて 出逢ってしまうは 秋時雨かな2021/10/3

正直な気持ち

顔隠し 口には出さない言葉でも 秋めく風が 君の声運ぶ2021/9/25

夢の跡

夢の跡 彼岸の花と君の顔が 涙に変わりて 枕濡れたり(2021/9/20)

いつまでも時間が止まっていたら

教科書に書かれていないさよならを 届けと願う リコリス添えて(2021/9/19)